ノロウイルスと食中毒

毎年冬から春にかけて流行するノロウイルス。ノロウイルスはヒトからヒトへと感染する「感染症」です。

ノロウイルスの症状

ノロウイルスは腸で感染するウイルスなので、胃腸炎障害を引き起こします。主な症状としては、下痢、嘔吐、発熱があります。これらの症状は感染してから1、2日で現れます。下痢や嘔吐は体がノロウイルスを体外に排出しようとする働きです。通常は胃腸炎の症状が数日続き、ウイルスの排出後は自然に回復します。

高齢者、小さな子供などは特に注意が必要です。下痢や嘔吐によって脱水症状をおこしやすく、吐いた物がのどに詰まる事故も報告されています。脱水症状を防ぐためには十分に水分補給をしましょう。ポカリスエットなどのスポーツドリンクもおすすめです。

ノロウイルスの予防方法

ノロウイルスは汚染された食品(牡蠣など)を食べることによる口からの感染と、感染者の嘔吐や便に触ったことで接触感染する2つのパターンがあります。牡蠣経由の感染が多い理由は、生で食べる機会が多いということに加え、牡蠣は食欲旺盛でプランクトンをたくさん食べるために、海水をろ過し、消化管にノロウイルスを濃縮してしまうからです。

この感染パターンを踏まえて予防する必要があります。まずは食品をできるだけ加熱してください。例えば牡蠣を例にすると、貝の中心部の温度を85-90度にすることで、ノロウイルスを死滅させることができます。また調理の際には、手洗い、うがいをこまめにおこないます。まな板や包丁などの調理器具にもウイルスがついている可能性があるので、こちらも丁寧に洗剤で洗いましょう。